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証拠金維持率とは、FX取引で口座に預けたお金に対して、現在のポジションがどれほどの余裕を持っているかを示す割合のことです。この数字が低くなると、相場が逆に動いた場合に強制的にポジションを決済される「ロスカット」のリスクが高まります。取引画面を見ているとこの数値が表示されていますが、実際のところ何を意味しているのか、どこまで下がると危ないのか、よく分からないままトレードしている方は多いのではないでしょうか。
⚠ 重要なリスク開示
FXは元本保証ではなく、レバレッジにより損失が拡大します。相場の急変、窓開け、流動性の低下、システム障害等の発生時には、ロスカットが設定水準や想定価格どおりに執行されず、預託証拠金を上回る損失が生じる場合があります。取引を始める前に、利用する業者の契約締結前交付書面・取引約款等で取引条件を必ず確認してください。
証拠金維持率の基本的な計算方法

証拠金維持率の基本的な計算方法、順番が大事なんですよ。
証拠金維持率は、有効証拠金を必要証拠金で割った数字に100をかけて求めます。つまり、いま口座に保有している資産(有効証拠金)が、今のポジションを保つのに必要とされている金額(必要証拠金)の何倍あるかを示しているわけです。
具体的な計算例をお示しする際には、必要証拠金や最大レバレッジは利用するFX業者、口座区分(個人口座か法人口座か)、取引する通貨ペアやレートにより大きく異なる点をご理解いただきたいのです。たとえば、口座に10万円を入金して米ドル円を1万通貨分のポジション(ドル高方向に賭けている)を持つ場合、必要証拠金は国内FXと海外FXで、また同じ国内FXでも業者によって異なります。したがいまして、具体的な必要証拠金額や証拠金維持率を計算する際には、ご利用になる業者の公式サイトの取引条件をご確認いただくことが不可欠だと考えております。
取引を続けるために必要な最低ラインについて

取引を続けるために必要な最低ラインについて、ここが効いてくるんですよ。
ロスカット水準や執行方法は、FX業者や口座の種類によって異なります。一般的には、証拠金維持率がある一定の水準に到達した時点で強制的にポジションが決済される仕組みになっておりますが、その具体的な水準や執行条件については、利用する業者の契約締結前交付書面、取引約款、公式サイトで詳細をご確認いただく必要があります。利用業者のロスカット設定を事前に把握しておくことが、適切なリスク管理につながると思うのです。
例として、仮にロスカット水準が100%と設定された口座において、未決済ポジションに評価損が生じた場合を考えてみましょう。有効証拠金が必要証拠金のレベルまで減少すると、ロスカットの対象となる可能性があります。ただし、ここで留意いただきたい点は、相場の急変や流動性の低下時には、ロスカットが必ずしも設定水準どおりの価格で約定するとは限らず、より不利な価格で決済される場合もあるということです。また、スプレッド、スワップポイント、手数料等は本説明では省略しておりますが、実際の取引では口座残高や有効証拠金に影響を及ぼすため、あわせてご認識いただきたいのです。
ロスカットが起こる直前の状態を理解する

ロスカットが起こる直前の状態を理解する、ここは押さえておきたいところです。
証拠金維持率がロスカット水準に近づくにつれて、相場が少し動いただけでも強制決済が発動しやすくなる危険な状態となります。この段階では、心理的な余裕もなくなり、冷静な判断ができなくなる傾向が見られると思うのです。
具体的な場面をお示しするなら、仮にロスカット水準が100%に設定されている口座において、必要証拠金が5,000円であり、有効証拠金がちょうど5,000円(証拠金維持率100%)に達した状態を考えてみましょう。この状況は、相場が少し逆に動いただけで有効証拠金が5,000円を下回り、ロスカットの対象となる可能性が非常に高い危機的な状態です。ただし、ロスカットは設定水準に到達した時点で自動執行されるものの、相場の急変時には設定水準よりも不利な価格での約定となる場合があることをご認識いただきたいのです。なお、ロスカットの水準・判定のタイミング・執行の仕組みは業者や口座条件によって異なりますので、実際の取扱いは最新の公式取引条件でご確認ください。
複数のポジションを持つときの注意点

1つのポジションだけでなく、複数の通貨ペアを同時に保有しているときは、計算がより複雑になります。この場合、全ポジションの必要証拠金の合計で判断されるため、1つの取引だけを見ていては全体の状況が掴めないのです。ただし、合計の求め方や両建て時の取扱いは業者によって異なる場合がありますので、ご利用口座の公式取引条件をご確認ください。
例えば、米ドル円で1万通貨、ユーロドルで5,000通貨の2つのポジションを保有している状況を考えてみましょう。それぞれの必要証拠金は業者や口座条件で異なりますが、仮にこれらを合算した場合、全体の必要証拠金に対して有効証拠金がどの程度の割合であるかが、その時点での証拠金維持率となります。ここで留意すべき点は、1つのポジションに大きな評価損が生じた場合、有効証拠金全体が減少し、もう一方のポジションのロスカットリスクも同時に高まる可能性があることです。複数ポジション保有時には、個別の損益だけでなく、全体の有効証拠金と必要証拠金の関係を常に把握しておく必要があると思うのです。
証拠金維持率を健全に保つための取引の考え方

トレードをするうえで、証拠金維持率をいつも意識しておくことは、リスク管理の基本だと考えております。ただし、特定の維持率で安全が保証されるものではなく、その安全度合いはご利用の業者のロスカット水準、最大レバレッジ、許容損失額、相場変動率によって大きく異なります。したがいまして、個別の取引環境に応じて、自身が許容できるリスクの範囲内で十分な余裕を持たせることが重要だと思うのです。
例えば、10万円の口座から取引を始める場合、1回の取引で失っても構わない損失額を決めておくと良いでしょう。1回のトレードで1,000円の損失に留めると決めたなら、大きなポジションは避けて、小さめのロット数で入場することになります。そうすることで、たとえ連続して負けても、証拠金維持率が危険水準まで低下する前に、一呼吸置いて判断を冷やすことができるのです。
定期的に自分の口座状況を確認する習慣の大切さ

スマートフォンやパソコンの取引画面を眺めていると、証拠金維持率の数値は自動的に更新されていきます。けれども、その数値が何を意味しているのか、いま自分はどの程度のリスク下にあるのかを正しく理解せずに取引を続けるのは危険だと思うのです。
毎日の取引終了後、あるいは週末に取引画面を落ち着いて見直して、いま自分の口座がどういった状態にあるのかを把握する習慣をお持ちでしょうか。証拠金維持率が低下傾向にあるようなら、ご自身の取引条件、保有資産、許容損失額等を総合的に判断して、ポジションサイズを減らすか、含み損を抱えているポジションを決済するなど、対応を検討する必要があると思うのです。ただし、具体的な売買判断は、個別の状況によって異なりますため、最終的な判断はご自身の責任において行っていただきたいのです。

